病棟紹介
森山記念病院
森山脳神経センター病院
森山記念病院6階〈地域包括ケア病棟〉
急性期治療を経過し、症状が安定した患者さんに対して在宅や一部の介護施設への復帰支援を行っている40床の病棟です。心身が回復するよう主治医、担当看護師、退院支援看護師、病棟専従のリハビリテーション科のセラピスト等、他職種と協働し個別的なケアの提供し、患者さんと家族が望む退院が迎えられるように退院支援を行っています。患者さんとその家族の方とのコミュニケーションを大切に考え、安心して退院後の生活を過ごして頂けるよう橋渡しをしています。
また年々増加している認知症高齢患者さんへの対応にも力を入れています。病棟内で週6日(月~土)看護師と看護補助で協力し、体操、輪投げ、風船バレー等の運動や、合唱など頭を使うレクレーションを開催し、認知症の増悪を予防しています。少しでも患者様の笑顔が増える事を願い頑張っている病棟です。
森山記念病院5階〈療養病棟〉
主に透析通院が困難となった患者さんが透析を受けながら、生活の場として入院生活を送っています。
病床数は54床です。急性期病棟と違い患者さんの入退院がほとんど無いため、じっくり患者さんとその家族に向き合うことができます。
また、最近では在宅退院に向けて他部署と連携をとり、その人らしい生活が送れるよう支援しています。
スタッフの人数は少ないですが、みんなで力を合わせ「患者/家族に寄り添える終末期ケア」を目標に明るく頑張っています。
森山記念病院4階〈混合病棟〉
内科、脳外科、外科、整形外科、肛門科、歯科など様々な疾患の患者さんが入院治療している混合病棟です。53名のスタッフで日々看護やケアを実践しています。
手術前後の看護から日常生活の援助まで業務は多種多様です。特に入退院支援と新人教育に力を入れており、患者さんやご家族が希望の場所に退院出来る様、また療養を継続出来る様、支援看護師と担当看護師を中心に、他職種とも連携を取り活発に活動しています。また、新人は病棟全体で成長を見守り、指導にあたっています。
「共に働く仲間に敬意をもって接する」を心がけチームワークを大切にしている明るく元気な病棟です。
森山記念病院2階〈一般混合病棟〉
病床数60床の一般混合病棟です。2020年5月より、病棟内のほとんどの病室が陰圧部屋に改修され、新型コロナウイルス感染症病棟として機能しています。入院時、発熱、肺炎像のある個室隔離が必要な患者さんの緊急入院の受入も行っており救急病棟としての役割も一部担っています。感染症に強い病棟を目指し、スタンダードプリコーションを徹底し「感染しない、させない」看護を実践しています。
メンバーひとりひとりがメンバーシップを発揮し、チームで協力しケアの質を高めると共に効率的に看護を提供できるように努めることで、働きやすい環境作りに取り組んでいます。
森山記念病院〈外来〉
外来部門は、一般外来・救急外来・外来化学療法室・内視鏡センターという多岐にわたる部門で構成されています。一般外来では継続的な看護ができるよう退院支援と協働し継続的な看護を心がけています。
外来化学療法室では年間約370例の外来通院患者さんに対し、専用の部屋でゆったりと安心できる環境で抗がん剤治療を行っています。長期に及ぶ治療の中でかかえる不安について、患者さんと相談し、より良い選択の援助が出来るよう努めています。
内視鏡センターでは検査・治療を合わせ年間約4,000件の対応をしています。常に安全に苦痛のない内視鏡検査を心がけ、不安感を取り除くように寄り添い配慮しています。また高度な内視鏡技術を提供出来るよう常に最新の機器で対応する努力をしています。
外来という短い受診時間の中で患者さんに質の高い看護を提供出来るよう、技術・知識の向上はもちろん倫理観と科学的根拠に基づいた看護を実践出来るよう日々研鑽しています。
森山記念病院3階〈一般病棟・SCU〉
急性期一般病床46床に加え、SCU(脳卒中ケアユニット)12床が併設されている病棟です。
脳外科を中心に内科・消化器外科・血管外科・肛門外科などの様々な疾患の患者さんを受け入れています。急性期看護、周手術期の看護に携わる事が多く、大きな役割を担う病棟となります。看護師は、新人からスペシャリストまで53名。介護福祉士、看護補助を合わせると総勢64名ととても多いスタッフが勤務しています。スタッフ同士よくコミュニケーションをとり、チームで協同し、忙しさも笑いに変えられる魅力ある職場です。
また、頼もしい男性スタッフも多くまとめ役として活躍しています。
脳卒中は突然発症します。患者さんや家族の方々へは喪失や悲観へのケアも重要になってきます。
身体的ケアは勿論のこと、障害の受容、意志決定支援、退院支援と幅広く看護をおこなっています。患者さん、家族の思いを丁寧に聴き取り、医師、リハビリ、ケースワーカーと多職種で情報共有しながら、患者さん一人一人に合わせた最善のケアを検討し提供できるように努力しています。
森山記念病院〈透析室〉
1.生活相談(指導)、2.バスキュラー・アクセス管理、3.フットケア、4.腹膜透析の4つの柱を立てて透析患者さんが、その人らしく生活でき、安全で安定した透析生活が送れるよう看護活動を行っています。
透析患者さんとは、長い関わりとなります。長く関わるからこその看護介入があります。調子の良い時も悪いときも患者さんに寄り添い、よりよい看護が提供できるように心がけています。また、専門分野の看護師として、日々学習することもとても大切です。現在では、透析技術認定士などの資格を取得し、スペシャリストとして従事している看護師も4名在籍しています。
森山記念病院〈救急病棟〉
救急入院患者の受入病床として2019年5月にオープンしました。「断らない救急」をモットーにしている当院において、患者受入がスムーズにできる様、救急外来との連携を図りながらチームワークを高める努力をしています。
現在は入院時のコロナPCR検査を含め、月平均350人の入院患者の受入を行っています。急性期の患者さんの特徴である症状の変化に注意し、より安全な医療・看護の提供ができるよう看護の実践力の向上に向けて各自が目標を掲げています。高齢の患者さんが多くなってきており、様々な地域との関わりが必要なケースが増えてきました。患者の背景を知り、家族・地域との関わりを大切に入院時から患者さん中心の看護が提供できるよう取り組んでいます。
森山記念病院〈ER〉
外来部門は、一般外来・救急外来・外来化学療法室・内視鏡センターという多岐にわたる部門で構成されています。2次救急指定病院である救急外来では年間約4800台の救急搬送を受け入れており、カテーテル治療など急性期治療に対応すべく、他部署との連携を図り切れ目のない医療と看護に努めています。
外来という短い受診時間の中で患者さんに質の高い看護を提供出来るよう、技術・知識の向上はもちろん倫理観と科学的根拠に基づいた看護を実践出来るよう日々研鑽しています。
森山記念病院〈手術室〉
24時間365日いつでも円滑に手術を行える体制を整えております。患者さんが安心・安全に手術を受けられる事を目標に、他職種と連携し、チームで手術に臨んでいます。スタッフは皆明るく、チームワーク抜群で、とてもやりがいを感じられる職場です。
森山記念病院〈HCU〉
HCUとは、「高度治療室」のことです。
中枢神経、呼吸、循環、代謝の失調や、重度の急性臓器障害を呈し、厳密な呼吸・循環管理や急性血液浄化療法などの、専門的な治療や看護を必要とする患者さんが入室されるベッド数6床の病棟です。
医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士、歯科衛生士など多職種と連携し、患者さんの早期回復に向け、チーム医療に取り組んでいます。
患者さんの変化を早期に気づくことのできる能力(知識・技術・観察力・感性)の向上のため、日々研鑽しています。
森山脳神経センター4階〈回復期リハビリ病棟〉
患者の日常生活動作の訓練を主治医、受け持ち看護師、リハビリ、MSWなどコメディカルと目標設定しリハビリを行っています。コロナ禍で面会制限がありますが、受け持ち看護師を中心にご家族電話や動画などでコンタクトを取り合い、精神的なサポートも含め患者様の状況を伝え安心・安全にリハビリに取り組めるような工夫を行っています。退院支援看護師が介入し住み慣れた自宅、環境に1日でも早く戻れるように取り組んでいます。
森山脳神経センター5階〈回復期病棟〉
回復期病棟は脳血管疾患や骨折などの患者さんが急性期治療を終え、集中的にリハビ
リテーションを行う病棟です。
自宅退院を目標に、医師・看護師・看護補助・ソーシャルワーカー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士などの多職種がチームとなり、365日継続したリハビリを行っています。
長期にわたる入院生活を快適に過ごせるようスタッフ一同連携し看護しています。
森山脳神経センター〈入退院支援〉
退院支援師長、各病棟・外来1~2名の委員、リハビリ1名で構成されています。病棟へのラウンドや、他職種(医師、NS、リハビリ、MSW、訪問看護)での情報交換を毎週設けており、患者さん・家族の思いを一番大切に考え、安心して自宅や地域に帰れるよう、患者さん、家族への指導と、退院後の生活を見据えた指導をするのが現場! 関わりができるよう病棟看護師やリハビリスタッフへの支援をするチームです。
森山脳神経センター3階〈一般病棟〉
急性期治療を終え、回復期病棟へ移動するためのスクリーニング検査や治療、他施設への転院調整を行う一般病棟です。2021年6月からは日本で数か所しか行っていない振戦に対する治療(FUS)が開始されました。
回復期リハビリテーション目的の方が多いため、脳血管疾患・整形外科の疾患の方が多く入院されていますが、個別性を踏まえたリハビリテーションの提供のために、コメディカルとの連携を行いながら進めています。
森山脳神経センター〈訪問看護〉
「その人らしく,その家族らしく」を目指して在宅での看護を提供しています。
体調管理・医療処置(各種ドレーン医療機器管理)・癌末期看取り・介護指導相談・服薬管理・リハビリ等を在宅で行っています。提供する看護領域は多岐にわたるので、森山医会の看護部の教育プログラムを継続して受けながら日々研鑽につとめています。
かかりつけ医は森山医会だけでなく、地域のクリニック等との連携が6割近くになります。
森山医会との連携の際は入院中・外来通院中からより密な連携を図りその人らしい在宅生活を応援しています。
入院中には見られない表情や会話を療養者さんたちが見せてくれることがたくさん有り、私たちも元気をたくさんもらっています。
看取りの看護にも力をいれていて、地域のクリニックや介護サービス事業所と24時間体制でご自宅での旅立ちまでの時間のお手伝いをさせてもらっています。